母は温泉に行く。
その温泉は郊外が多い。
鹿児島はたくさん温泉があるけど
母が好むのは郊外だ。
母曰く
「車が多いと行くだけで疲れるじゃない
車の渋滞やマナー違反の人にカッカさせられることも多いしね。
郊外だったら眺めも綺麗でイライラすることないから。
施設が整っていても
独占したりする人がいれば使えないから意味がない。
常連がでかい顔をするのも気に食わない。
郊外は施設が整ってない分
みんなが譲り合いの精神があるから
人との触れ合いがあっていいよ。」
母は職場の人間関係に疲れているようだ。
先日母の職場で会議があった。
内容は来月の仕事の振り分け。
今までは
「私はこんなに仕事が出来るのに資格も持っているのに
なんで仕事をくれないんだろう。
時給の悪い新人でも出来るような仕事をやって」
と不満たらたらで、仕事を欲しがれば欲しがるほど
仕事もどんどん減らされていった。
今回は
「どうあがいても仕事をもらえないのなら
ニコニコ笑っていればいいかな」
と笑っていたらしい。
不満をずっと胸にためこんでいるよりは
いいことだと思う。
母の笑顔が仕事でよい風をよびますように。
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