今クルー唯一見続けているドラマ
「わるいやつら」
屋久島旅行のときもTVにはりついていました。
上川隆也さん演じる戸谷先生が悪い男で
TVみながらにやけて
心であひゃひゃひゃひゃ~とひとり騒いでいる。
「この人は悪い男を演じるのにはなんか物足りない
北村一輝さんと役を交替したらいいのに。
戸谷先生が魅力的じゃないから
主人公の気持ちに共感できない
どちらかといったら笑ってしまう。」
母は観ながら文句をいう。
大河ドラマの後なだけに
上川さんの悪役がピンとこないようだ。
母の意見が大多数を占めるのか
視聴率も10%を切って下がっている。
私の意見はいつもマイノリティー。
上川さんの演じる戸谷先生は
母の言うとおり見た目ではひきつけられない。
けれど
言葉で女の弱いところをついてくる。
病気で弱っている姿で
「一緒に死ぬのならおまえしかいない」
そういわれたら嫌いになれないじゃない
それどころか
そんな無防備な姿をさらけ出されたら
もうもう喜んで襲わせていただきます。
悪い男の本性がわかりつつも
ひかれてしまう
関係を断ち切れない豊美の気持ちが
痛いぐらい伝わってくる。
「あんたは100%だまされる
ころっと騙されて殺される
そんな役回りだから心配だ」
母は私の顔をまじまじと見ていう。
絶対嘘だ嘘に決まっている
何で騙されるんだろう
とTV観てて思っても
自分の身に降りかかってきたら騙されるだろう。
人を騙すより騙される側であることは
人を傷つけない分ましだろう。
でも死んじゃうのはねぇ。
母の言葉は
昔の彼氏が上川さんに似ていた為の忠告なのだろう。
忘れていたことを思い出して
ちょっと眉間にしわが入った。
自分以外に関心がなく、完全犯罪たくらんでいる点では
上川さんというよりは戸谷先生に似ている。
ぶんぶん
記憶の隅に押しやってしまおう。
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