1年10ヶ月ぶりにきぃちゃん帰還。
きぃちゃんが家にいたのが7ヶ月。
野良生活が1年10ヶ月。
きぃちゃんはマツシタさんの家の近くの
川に捨てられていた。
川からマツシタサンのうちに這い上がってきたのは
きぃちゃんとさくらの2匹だけだった。
それから4ヶ月ほどして
私の家に来た。
きぃちゃんが家にきてから1ヵ月後
ゴミ捨て場にいた黒猫の子猫を
きぃちゃんのご学友黒丸君としてかいはじめる。
そして7ヵ月後きぃちゃん失踪。
その2ヵ月後黒丸君失踪。
近所のショッピングセンターや動物病院に
迷い猫の貼り紙をしたり
近所にチラシを配ったり
無料情報誌で情報を求めたが効果はなかった。
それから
きぃちゃんの姉と言うことでさくらが家に来た。
きぃちゃんのお姉さんと言うことだったが
美猫のきぃちゃんとは似ていない
母からおかめと呼ばれるさくらの風貌。
おまけに人になつかない偏屈。
そんなさくらの変わり具合が
いままで発情しなかったブッシュのハートを射止め
さくらブッシュの子を懐妊。ブッシュ死亡。
自然分娩できず、未熟児だったので20万近くの出費となる。
さくらは母親らしいことを何ひとつせず
朝昼夜母と交代でミルクを与えた。
子猫がようやく普通の猫らしく
眼を開けおっぱいを吸うようになったら
母の目を盗んで
さくらは子猫をお尻で踏み潰し、窒息死させた。
子猫の代わりに貰ってきたのがでこぽん。
でこぽんはさくらと同じ模様だったため養子となる。
でこぽんから1ヶ月遅れで
夜中外でなき続ける声がして
シロコの後をつけてきたのがジュリー。
母の勤務先で拾われたのがマリー。
この時点で猫が5匹。
情報誌の載っていた情報から
きぃちゃんと再び会うことができ
家には猫が6匹となった。
きぃちゃんがいなくなっていた間に
猫が増えてしまった。
きぃちゃんは疲れて寝ている。
野良生活は大変だっただろう
これからは家でゆっくりすごしてほしい。
「嫁入り道具がまたひとつ増えたね」
と母が言っていた。
猫は私の嫁入り道具らしい。
きぃちゃんおかえり。
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