年に一度の剪定作業。
会社を早期退職して
庭師の資格を取得した上司。
上司に資格を取るように勧めたのは奥様で
奥様が上級資格を保有している為
上司は奥様に頭が上がらない。
剪定してもらうようになって4年になる。
お金を払うのだから、自分が動く必要はない。
それは普通の家の庭ならの話。
家の庭は日当たりがよすぎてジャングル状態。
手伝わなければ陽が落ちるまでに終わらない可能性大。
元上司を働かせて
自分は上から眺めるなんて事はできない。
通常価格に上乗せ価格&労働力でとんとん。
有給取得して剪定作業を手伝う。
今回ははじめて母が手伝った。
上司の奥様はお母さんを認知症で亡くされていたので
認知症の祖母に悩む母は
身近に相談できる相手がいなかったので
親身になっていろいろ話が出来て嬉しかったようだ。
ふたりとも初対面だったのに
親友のように話が弾んで
お互い不思議がっていた。
庭には弦や蔦がまきついていて
全部全部駆除した。
とげがあって網戸に絡みついた
ブーゲンビリアも
植木鉢を突き破ったおばけ植物も
全部全部植え替えたり、駆除した。
ごみだしに出すビニール袋の分だけ
庭がすっきりした。
奥様のおかげで例年になく効率的に作業が進んだ。
「来年も是非奥様と一緒に、
奥様にお願いしたいです」
母は奥様の働き振りを大絶賛。
奥様が気に入ったようだ。
祖母はお正月が迎えられると喜んでいた。
庭がすっきりすると
自分もすっきりした気がする。
家に今まで以上に陽があたり
家によい風が吹きますように。
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