仕事から帰り、きぃちゃんと黒丸をケージにいれ病院に行く。
ケージが重いのは私の気持ちが反映してか
きぃちゃんと黒丸が育った証拠か。
きぃちゃんはケージから出しても身動きひとつしない。
病院でいつも大人しくしてなきごえも出さない。
黒丸はきぃちゃんに習い大人しくしている。
体重測定結果きぃちゃん3kg黒丸2.5kg。
きぃちゃんは5.6月生まれ、黒丸君は8月生まれと推測された。
きぃちゃんのお腹をみて
「妊娠の可能性があるのでエコーをあててみましょう」
とエコーをあてた。
お腹の中に何かがうつるたびどきどきする。
エコーをあてられているきぃちゃんの目が大きくなる。
「お腹の中にこどもはいないですね。
うつったのは中性脂肪ですね」
先生に言われほっとする。
マツシタさんからきぃちゃんを譲り受け
最初病院に連れてきたときもお腹が膨れてて
「このお腹は肥満で妊娠はしてません」
と先生に言われたのを思い出した。
ブッシュがさかって、黒丸もさかっている
ブッシュが首筋を噛もうとしてきぃちゃんは猫パンチをお見舞いした。
めげずにブッシュは黒丸の首を噛んだので私がパンチをした。
ブッシュはすごいデブネコできぃちゃんの2~3倍はある
いつまでも猫パンチできぃちゃんが防御できるとは限らない
ほっておけばいつか種付けされてしまう。
きぃちゃんのこどもならかわいいだろうと思う反面
うまれてもこどもをそだてることはできない。
きぃちゃんがさかれば外に出る機会が多くなる
家の近くには酒屋があり
車の出入りが激しい、交通事故が多発している。
ひかれて死んだ猫もいる。
きぃちゃんと一緒にこれから過ごしたい
病気じゃないけれど
きぃちゃんの避妊手術をすることにした。
うちにいる雌猫は避妊をしている
手術の時期が遅かったのか
お腹に毛毬藻が2.3匹いた。
ファロン、シロコ、ダンゴがそうだった。
お腹に何もいない状態で手術をするのは
きぃちゃんが初めてかもしれない。
きぃちゃんは清らかなからだのまま手術を受ける。
病気じゃないのに手術をすること
健康なからだにメスを入れることに罪悪感が生まれる。
こどもがいればいたで産ませられない事子殺しに悩む
きぃちゃんのまっすぐなひとみが胸をいっそう苦しくする。
私のわがままで手術をさせることを申し訳なく思う。
「火曜手術をするので今晩はお預かりします。
水曜迎えに来てください」
きぃちゃんを先生に預ける。
帰りのケージは軽かった。
黒丸がにゃんにゃんないている。
きぃちゃんといた時は静かだったのに
黒丸に責められている気がする。
きぃちゃんがいないと思うとさみしい
はやく水曜日になって欲しい
きぃちゃんに早くあいたい
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